放牧利用水田転換草地の植物群集 : 1.放牧年数の異なる水田転換草地の植生

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タイトル別名
  • Plant Communities of Grazed Pastures Converted from Paddy Fields : 1. Vegetation on pastures with variable grazing years
  • ホウボク リヨウ スイデン テンカン ソウチ ノ ショクブツ グンシュウ 1 ホウボク ネンスウ ノ コトナル スイデン テンカン ソウチ ノ ショクセイ

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抄録

放牧年数の異なる水田転換草地における植生の実態を,特に水田雑草の発生・侵入に注目しながら明らかにした。3カ所の水田転換草地であるT区(放牧1-2年目),N3区(同3年目),N8区(同8年目)および一般的な畑地の人工放牧草地(C区)において調査を行った。土壌水分含有率はN3区で最も高く,次いでT,N8,C区の順で高かった。T区,N3区,N8区およびC区においてそれぞれ10,16,8および1種の水田雑草が確認され,その優占度はN3区で最も高く,T区とN8区では同程度に低かった。雑草全体の割合はT区に比べN3区とN8区で高かった。また,水田転換草地での雑草全体に占める水田雑草の優占度の割合は,放牧年数の増加に従って減少した。

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参考文献 (23)*注記

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