ネピアグラス(Pennisetum purpureum Schumach)の収量と消化率に及ぼす厩肥施用量と刈り取り間隔の影響

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  • Yield and Digestibility of Napiergrass (Pennisetum purpureum Schumach) as Affected by the Level of Manure Input and the Cutting Interval
  • Yield and Digestibility of Napiergrass

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抄録

厩肥施用量が生重で490トン/haまでの3段階のもとで,ネピアグラスの乾物の収量,in vitro消化率及びその関連要素の変化を検討した。1993年には9月中旬まで無刈りの株を供試し,1994年には施肥量と刈り取り間隔区の各3段階の処理を組合せた。両年とも,厩肥施用量が多いほど乾物消化率が高く,年間の可消化乾物収量が増加した。刈り取り間隔が長いほど,乾物収量は増加したが,乾物消化率は減少し,年間の可消化乾物収量は2ヵ月間隔刈り取り区が1ヵ月間隔区及び無刈り区よりも大きくなった。これらの消化率の変化には窒素,細胞内容物及び中性デタージェント繊維などの含有率の変化が関連した。以上により,厩肥の多量施用によりネピアグラスの可消化乾物収量の向上を期待できることが推察された。

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