書誌事項
- タイトル別名
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- Morphological Studies on Tillering Habits in Temperate Herbage Grasses : V. Patterns of tillering and tiller bud development of some grasses under contrasting light regimes
- 寒地型イネ科牧草の分げつ習性に関する形態学的研究-5-異なる光条件下における数種イネ科牧草の分げつ発生と分げつ芽形成について〔英文〕
- カンチガタ イネカ ボクソウ ノ ブンゲツ シュウセイ ニ カンスル ケイタイ
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抄録
昼-夜温を22°-18℃,日長を12時間に保った人工気象室内で,光条件を2段階にしてオーチャードグラス(OG),チモシー(TM),トールフェスク(TF)およびリードカナリーグラス(RCG)の幼植物を栽培し,節位別の分げつ芽および分げつの形成,発育過程を観察した。1.正常な光条件(30,000lux)下では,主茎の葉齢と分げつの発生節位との間に一定の規則性があり,主茎のある葉Lnは,OG,TMではその3節下,TF,RCGでは2節下の分げつの第1葉と対応してほぼ同時に展開し,以後各々,同周期で出葉を続けた(各々をn-3,およびn-2の関係という)。弱光条件(6,000lux)下では,新分げつの発生は停止し,既存分げつの出葉も著しく遅延したが,出葉の規則性は維持された。主茎と各分げつ芽端での幼葉の分化,発育においても,n-3またはn-2の関係で対応する各葉(対応葉)は,同時的に分化し,相似的に伸長した。2.外部出現する前の分げつ芽の発育は,成長円錐と2〜3枚の幼葉からなる分げつ芽の基本構造を完成するまでの分げつ芽形成過程と,この分げつ芽が急伸長して外部に出現するまでの分げつ芽伸長過程から成ると認められた。いずれの草種においても,生育条件にかかわりなく,各分げつ芽はそれを包む母茎葉の完全展開時に芽としての基本構造を完成し,直ちに分げつ芽伸長過程へ移行した。OG,TMおよびTFでは,形成された分げつ芽は正常光下で直ちに第1葉を急伸長して外部に出現し,規則的な出葉を開始するのに対し,RCGではやや位相を異にし,初めは根茎化して匍匐的に外部出現し,その後,急速に直立茎化してその第3葉展開とともに母茎とのn-2関係を発現した。各草種とも,弱光下では形成された分げつ芽の伸長は抑制されて休眠状態となり,その結果として分げつ発生の規則性は攪乱された。
収録刊行物
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- 日本草地学会誌
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日本草地学会誌 33 (2), 163-174, 1987
日本草地学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680731482752
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- NII論文ID
- 110006408189
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- NII書誌ID
- AN00194108
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- ISSN
- 21886555
- 04475933
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- NDL書誌ID
- 3159285
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- 本文言語コード
- en
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可