バヒアグラス(Paspalum notatum FLUGGE)草地の刈取り高さに対する反応 : 1.植物体およびリター乾物重

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タイトル別名
  • Response of Bahiagrass (Paspalum notatum FLUGGE) Sward to Cutting Height : 1. Dry weight of plant and litter
  • バヒアグラス(Paspalum notatum Flugge)の草地の刈取り高さに対する反応-1-植物体およびリター乾物重〔英文〕
  • バヒアグラス Paspalum notatum Flugge ノ ソウチ ノ

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抄録

刈取り高さに対するバヒアグラス草地の反応を,3年間にわたり調査した。草地は,5-11月の間,2-4週間間隔で,地際より2,7,12,17,22cmの高さで刈取られた。植物体とリターの全ての部位の乾物重に対して,刈取り高さの有意な影響は,処理開始後最初の季節に現れ.実験期間中のほとんどの場合に見られた。しかし,反応のパターンは,部位,季節,年および処理開始後の時間によって異なっていた。葉と茎の反応は季節と年により変化した。低刈りは,夏から初冬における葉の乾物重と夏から冬における茎の乾物重を低下させた。春には,低刈り条件下の乾物重は必ずしも高刈り条件下よりも小さくなかった。立枯の乾物重は,常に,刈取り高さの増大に伴って増加する傾向を示した。ほふく茎と根の反応は処理開始後の時間に伴って変化した。乾物重が最大となる刈取り高さは,実験が進むにつれ,22cm側から2cm側へと移った。地表リターの乾物重は,常に,2cmの刈取り高さにおいて最小となった。地下リターの反応は季節と年により異なったが,反応に一定の傾向は認められなかった。これらの結果を他草種の草地のものと比較し,バヒアグラス草地の反応の特徴を明かにしようとした。また,反応のパターンに影響を与える可能性のある要因について考察した。

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