イタリアンライグラスにおける非構造性炭水化物の品種・個体間差異 : III.4倍体イタリアンライグラスにおける品種間差異
書誌事項
- タイトル別名
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- Variation of Nonstructural Carbohydrates in Varieties and Individual Plants of Italian Ryegrass : III. Differences between varieties in tetraploid Itarian ryegrass
- イタリアンライグラスにおける非構造性炭水化物の品種・個体間差異-3-4倍体イタリアンライグラスにおける品種間差異
- イタリアンライグラス ニ オケル ヒ コウゾウセイ タンスイカブツ ノ ヒンシ
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説明
本研究では秋季自然条件下に生長した栄養生長期のイタリアンライグラスにおける非構造性炭水化物(NSC)の含有率およびそれに関連する特性の品種,あるいは個体間差異を究明し,育種への基礎的な資料を提供することを目的とし,本報では4倍体イタリアンライグラス28品種を用い,品種間差異を検討した。1)茎のNSC含有率については,Lolium multiflorumがL. westerwoldicumに比較して,また,L. multiflorumの中ではヨーロッパ原産の品種が日本およびウルグアイ原産の品種に比較して,あるいは晩生が早生に比較して高い値を示す傾向が認められた。また,この傾向は11月21日に比較して,より低温,低日射量条件であった12月12日においてより顕著であった。2)茎と葉身のNSC含有率間には高い有意な正の相関が認められた。3)アルコール溶性区分法により分画された単・少糖類およびフラクトサンのいずれの含有率にも明確な品種間差異が認められた。4)NSC含有率の品種間差異は主としてフラクトサン含有率の,とくに80%および70%エタノールにより抽出される相対的に低分子のフラクトサン含有率の品種間差異に起因しており,単・少糖類含有率の品種間差異とは明確な関係を示さなかった。5)草種あるいは原産地により分別された各品種群内では,NSC含有率が高いほどフラクトサンの平均的な重合度も高い傾向を示すものと推察された。6)NSC含有率と茎の乾物率間には,全品種を込みにした条件下で,極めて高い有意な相関が認められた。茎の乾物率はNSC含有率の品種間相対差を表わす指標になりうるものと考えられる。
収録刊行物
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- 日本草地学会誌
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日本草地学会誌 27 (1), 1-9, 1981
日本草地学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680731747584
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- NII論文ID
- 110006465814
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- NII書誌ID
- AN00194108
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- ISSN
- 21886555
- 04475933
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- NDL書誌ID
- 2312704
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可