書誌事項
- タイトル別名
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- Varietal Difference of Physiological Trait during Cold Acclimation in Orchardgrass (Dactylis glomerata L.)
- オーチャードグラス ノ テイオン ジュンカ カテイ ニ オケル セイリテキ トクセイ ノ ヒンシュ カン サイ
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抄録
秋季生長に優れる寒地向きオーチャードグラス品種を育成するために,越冬性の異なる4品種を用いて,秋季の休眠性と耐凍性の変化に及ぼす日長の影響を明らかにした。秋季の生長量は,「アキミドリ」が多く「北海28号」が少なかった。低温・24時日長条件下における耐凍性の増大と休眠の深まりは,「北海28号」は低温・自然短日々長下より約2週遅れたが,「アキミドリ」は11月17日までは日長間の差異が小さかった。「北海28号」の秋季休眠と低温馴化は短日に反応して促進されるが,「アキミドリ」は11月上旬までは日長感応性が低いことが明らかとなった。寒地向き品種の秋季生長改良のためには,生育停止までの生長を増やし,11月上旬までの日長感応性を低めて,それ以降速やかに耐凍性を高めるように育種する必要があることが示された。
収録刊行物
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- 日本草地学会誌
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日本草地学会誌 57 (2), 80-85, 2011
日本草地学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680732184064
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- NII論文ID
- 110008723053
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- NII書誌ID
- AN00194108
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- ISSN
- 21886555
- 04475933
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- NDL書誌ID
- 11232387
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可