日印交雑イネ数品種の乾物収量とサイレージの発酵品質

書誌事項

タイトル別名
  • Dry Matter Yield and Silage Fermentation Quality of Japonica-Indica Hybrid Rice Strains
  • ニチイン コウザツ イネスウ ヒンシュ ノ カンブツ シュウリョウ ト サイレージ ノ ハッコウ ヒンシツ

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説明

水田を有効利用した飼料作物生産技術の開発を目的とし,良質飼料イネサイレージの調製・利用法を確立するため,日印交雑イネ36系統を用い1回刈りおよび2回刈り時の乾物収量およびサイレージの発酵品質を調査することにより,飼料イネとして利用可能な系統の検索を試みた。2回刈区1回目刈取は8月1日(出穂前)に行い,株あたり乾物重は5.3-11.4gの範囲にあった。2回刈区2回目の刈取および1回刈区の刈取は10月2日(黄熟-完熟期)に行い,株あたり乾物重は,前者で8.6-87.1g,後者で38.5-103.8gの範囲にあった。2回刈区における株あたり乾物重から算出した合計乾物収量は2000g/m^2を超える系統も存在し,1回刈区における乾物収量においても2000g/m^2を超え,2283g/m^2を示す系統があった。株当たりの籾重から算出した籾収量において,1300g/m^2を越える系統も存在し,飼料用米としての利用可能性も期待できた。サイレージの発酵品質については,乾物率が高い値を示すものほど発酵品質も良好なものとなり,V2-SCOREと乾物率の間に高い正の相関が認められた。

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参考文献 (39)*注記

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