体外循環時の抗凝固管理に難渋した大動脈瘤人工血管置換術の一例

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タイトル別名
  • A case of difficult anticoagulant management with unexpected heparin resistance during the third great vessel replacement operation
  • 症例報告 体外循環時の抗凝固管理に難渋した大動脈瘤人工血管置換術の一例
  • ショウレイ ホウコク タイガイ ジュンカンジ ノ コウギョウコ カンリ ニ ナンジュウ シタ ダイ ドウミャクリュウ ジンコウ ケッカン チカンジュツ ノ イチレイ

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抄録

<p>　先行手術ではヘパリンによる抗凝固管理に問題は見られなかったに関わらず，3度目の大血管置換手術時にヘパリン抵抗性をきたした症例を経験した。アンチトロンビン活性には問題なく原因が不明のため抗凝固薬としてアルガトロバンを用い，活性化全血凝固時間（ACT : activated clotting time）の延長が確認できたため人工心肺を導入した。人工心肺後の抗凝固効果の遷延をみこしてアルガトロバン持続投与はACTを指標に短時間で中止しメシル酸ナファモスタットも併用して管理を行ったが人工心肺後も長時間にわたり手術中の止血に難渋した。</p>

収録刊行物

  • Cardiovascular Anesthesia

    Cardiovascular Anesthesia 21 (1), 83-87, 2017

    一般社団法人　日本心臓血管麻酔学会

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