術中の電磁干渉により植え込み型除細動器(ICD)が作動していた症例
書誌事項
- タイトル別名
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- A patient with an implantable cardiac defibrillator (ICD) initiated by intraoperative electromagnetic interference
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説明
植え込み型除細動器(ICD)装着患者の緊急手術中に,電気メスの電磁干渉(EMD)によって抗頻拍ペーシング(ATP)が作動し,ショック放電のための充電が開始されていたことが事後に判明した。たとえ局所麻酔下で可能な短時間の小手術であっても,ICD の抗頻拍機能は事前に停止させる,モノポーラ電気メスをなるべく使用しない,末梢動脈の脈波形を常時モニタリングする,術後に ICD の作動プログラムに異常が起きていないかチェックする,など ASA ガイドラインに従い周術期管理を行う必要がある。
収録刊行物
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- Cardiovascular Anesthesia
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Cardiovascular Anesthesia 18 (1), 45-49, 2014
一般社団法人 日本心臓血管麻酔学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680733722624
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- NII論文ID
- 130004701459
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- ISSN
- 18847439
- 13429132
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可