近赤外分光分析によるソルガム穀実の飼料成分および抗酸化活性の推定

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  • Prediction of Feed Composition and Antioxidant Activity of Sorghum Grain by Near Infrared Reflectance Spectroscopy
  • キンセキガイ ブン コウブンセキ ニ ヨル ソルガムコクミノル ノ シリョウ セイブン オヨビ コウサンカ カッセイ ノ スイテイ

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抄録

近赤外分光分析によりソルガム穀実の飼料成分と抗酸化活性を迅速に推定する検量線を作成した。粉砕物をもとに作成した検量線の精度をR^2値とRPD値で示すと,粗たんぱく質含量0.87および2.48,粗脂肪含量0.85および2.53, ADFom含量0.86および2.63, aNDFom含量0.69および1.54,タンニン含量0.90および2.95, DPPHラジカル消去活性0.87および2.63,であった。一方,穀粒をもとに作成した検量線の精度をR^2値とRPD値で示すと,粗たんぱく質含量0.60および1.57,粗脂肪含量0.61および1.60, ADFom含量0.66および1.66, aNDFom含量0.57および1.46,タンニン含量0.89および2.92, DPPHラジカル消去活性0.87および2.72であった。以上の結果から,ソルガム穀実は近赤外分光分析により粉砕物で,粗たんぱく質含量,粗脂肪含量,ADFom含量,タンニン含量およびDPPHラジカル消去活性を,また穀粒のままで,タンニン含量とDPPHラジカル消去活性をラフに推定できることが明らかとなった。

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