バヒアグラス(Paspalum notatum Flugge)新品種「Tifton 9」の導入による季節生産性および低温伸長性の改善

書誌事項

タイトル別名
  • Improvement of Seasonal Productivity and Low Temperature Tolerance by Introducing Bahiagrass (Paspalum notatum Flugge) cv. "Tifton 9" to Southern Kyushu
  • バヒアグラス(Paspalum notatum Flugge)シン ヒンシュ 「 Tifton 9 」 ノ ドウニュウ ニ ヨル キセツ セイサンセイ オヨビ テイオン シンチョウセイ ノ カイゼン

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説明

バヒアグラス(Paspalum notatum Flugge)の南九州における低温伸長性向上と季節生産性軽減のため,米国の新規育成・導入品種の「Tifton 9」と,「Pensacola」および「ナンオウ」の生育特性,収量性および飼料品質を,晩夏播種造成の翌年から4か年間比較した。刈取り調査は,造成後2-3年目では約1か月毎,4-5年目では約2か月毎とした。「Tifton 9」は既往2品種に比べ,2-3年目の1か月ごとの刈取りでは低温下での伸長性・乾物生産量が高く,季節生産性の平準化と年間乾物生産量の増大が図られた。飼料品質は品種間に大差なく,in vitro乾物消化率(IVDMD)は3品種こみで収量に対して有意な負の相関(P<0.05)を示した。造成5年目の全番草平均で,「Tifton 9」のIVDMDは49.4%,CP,NDF,ADF,ADL各含有率は6.5%,70.5%,42.1%,6.7%であり,暖地型牧草の標準的飼料品質と評価された。

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参考文献 (26)*注記

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