信号交差点における歩車分離の程度と交差点性能との関係に関する解析的研究

書誌事項

タイトル別名
  • Analytical Study on the Relationship between Level of Pedestrian-vehicle Separation and Performance of Signalized Intersections
  • シンゴウ コウサテン ニ オケル ホシャ ブンリ ノ テイド ト コウサテン セイノウ ト ノ カンケイ ニ カンスル カイセキテキ ケンキュウ

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抄録

信号交差点における横断歩行者と左折車との交錯を抑制するための対策として、歩車分離式信号制御や歩行者先行現示(Leading Pedestrian Interval; LPI)方式が挙げられる。このうちLPIとは、歩行者青を車両青よりも数秒先に表示し、先行する一部の時間のみ歩行者と車両を分離するものである。この方式は、安全性と円滑性の観点から、四現示など歩行者と左折車を同一現示で処理する制御方式と完全歩車分離式との間に位置付けることができる。本研究では、これらの3つの信号制御方式について、歩行者および車両遅れ時間、車両のDegree of saturation、交通容量や、歩行者の暴露時間などの交差点性能に関する比較分析を行い、これより特にLPIの適用範囲や歩車分離方式との境界条件などを明らかにした。

収録刊行物

  • 交通工学論文集

    交通工学論文集 3 (5), 11-20, 2017

    一般社団法人 交通工学研究会

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