中国日系自動車メーカーのロジスティクス戦略 : 高度成長期の市場でどのようにロジスティクス体制を構築すべきか

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タイトル別名
  • Japanese Auto Maker's Logistics Strategies in China : How Should the Logistics System be Established in Rapidly Growing Markets?
  • チュウゴク ニッケイ ジドウシャ メーカー ノ ロジスティクス センリャク コウド セイチョウキ ノ シジョウ デ ドノ ヨウ ニ ロジスティクス タイセイ オ コウチク スベキ カ

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抄録

本研究は、日本自動車メーカーのトヨタ、日産、ホンダを事例対象にして、中国におけるロジスティクス体制の構築プロセスを解明した。すなわち、日系自動車メーカーのロジスティクス・システムの構築メカニズムは、アセット型の日系物流事業者と現地系物流事業者の併用、現業委託の地理的分割と業務的統合、混合戦略によるモード選択を行うことによって、適切な物流能力を確保し、ロジスティクス・オペレーション体系を構築してきた。同時に、内外のロジスティクス要素技術を積極的に採用し、その巧みな組み合わせによってロジスティクス・システムの有効性と効率性を高めるというものである。本稿で解明した中国日系自動車メーカーのロジスティクス・システムの構築メカニズムは、高度成長を迎える新興市場における日本企業のロジスティクス戦略のあり方について有用な知見と示唆を与えるものと考えられる。

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