頸部オンコサイトーマによる陰圧性肺水腫が示唆され、陽圧換気と永久気管開口術で救命した犬の一例

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  • Positive pressure ventilation and permanent tracheostomy to treat suspected negative pressure pulmonary edema related to cervical oncocytoma in a dog

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抄録

頸部のオンコサイトーマと診断された10歳齢の避妊雌のスピッツが腫瘤再発の精査のために紹介来院した。胸部X線検査で肺水腫が確認され、症例はその検査時に重度の呼吸困難を呈し始めた。挿管し、陽圧換気と呼気終末陽圧を実施したところ、第2病日後に肺野の浸潤陰影が消失した。頸部腫瘤に関連した陰圧性肺水腫が示唆され、切除不可能な腫瘤によって生じた上部気道狭窄を緩和するために永久気管開口術が実施された。犬は第13病日に退院し、術後312日まで生存した。

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