書誌事項
- タイトル別名
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- Oda Sakunosuke's Meoto zenzai as a Genealogy, and Its Narrative Structure
- オダサクユキジョ 『 フウフ ゼンザイ 』 ノ 「 ケイシキ 」 : 「 ケイフ ショウセツ 」 オ テガカリ ニ
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抄録
『夫婦善哉』は、織田作之助の大阪の作家としてのイメージを今日まで強固に支えている。一方で昭和文学史においては、一九四〇年前後に多く書かれた「系譜小説」の一つとして言及され、「藝術的抵抗」の一環として評価されることもあった。しかし本論ではこれらの文脈からいったん距離を置いて、『夫婦善哉』が「系譜小説」として認知されていった当時の動向を再検討する。そのうえで、一篇の特徴が「系譜小説」に特有の素早く流れる時間を表現する「形式」にあることを、具体的な本文の分析に基づいて明らかにする。このような考察は、大阪という紋切り型で評価されがちな『夫婦善哉』と織田の創作活動を歴史的に捉え直す契機となるはずである。
収録刊行物
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- 日本近代文学
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日本近代文学 89 (0), 108-122, 2013
日本近代文学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680744067584
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- NII論文ID
- 110009816665
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- NII書誌ID
- AN00353904
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- ISSN
- 24241482
- 05493749
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- NDL書誌ID
- 024990422
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可