古代文学にみる異言語・異文化

書誌事項

タイトル別名
  • Cultural and Linguistic Otherness in Ancient Literature: The Uncanny in <i>Kojiki, Nihon-shoki, and Manyô-shû</i>
  • 古代文学にみる異言語・異文化--記・紀・万葉は何を恐れていたのか
  • コダイ ブンガク ニ ミル イゲンゴ イブンカ キ キ マンヨウ ワ ナニ オ オソレテ イタ ノ カ
  • —記・紀・万葉は何を恐れていたのか—

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説明

<p>日本の古代王権は、律令国家の形成を支えるイデオロギーとして神の系譜に連なる王の物語を持ったが、これはいわば自己言及的なものであって、併せて外部に照らして自己確証できるものを必要とした。そこで導入されたものが中華帝国の採用する華夷秩序であった。その要請に従って、周縁的なものとして創出された「異言語・異文化」であったが、それは実は「王権」のもう一つの自画像に他ならないことを、否応なく突きつけられたのであった。</p>

収録刊行物

  • 日本文学

    日本文学 60 (5), 2-9, 2011

    日本文学協会

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