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- 山元 隆春
- 鳴門教育大学
書誌事項
- タイトル別名
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- On the Dialogical Structure in Otsuberu and Zoh : A Fundamental Study of the Dialogical Teaching of Literature(<Feature Articles>Literature Teaching that Inspires "Dialogue")
- 「オツベルと象」における対話構造の検討--対話をひらく文学教育のための基礎論
- オツベル ト ゾウ ニ オケル タイワ コウゾウ ノ ケントウ タイワ オ ヒ
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説明
本稿では、おもにミハイル・バフチンの<対話>観に拠りながら、文学の授業において<対話>を生成させるテクストの対話構造の内実と機能を探った。具体的には、宮澤賢治の「オツベルと象」の語りの構造を<暗黙の聞き手>という概念を設けつつ分析した。その分析を通して、<実際の読者>が<暗黙の聞き手>の立場へのつきと離れを繰り返しながら、テクストを奥行きのある構造としてとらえていくようになるということを示した。
収録刊行物
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- 日本文学
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日本文学 38 (7), 50-58, 1989
日本文学協会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680754296960
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- NII論文ID
- 110009922518
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- NII書誌ID
- AN00197092
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- ISSN
- 24241202
- 03869903
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- NDL書誌ID
- 2948607
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可