李徴とは誰か : 『山月記』私論

書誌事項

タイトル別名
  • Who Is Richo? : An Essay on Sangetsu-ki
  • リチョウ トワダレ カサンゲツキ シロン
公開日
2000
DOI
  • 10.20620/nihonbungaku.49.2_35
公開者
日本文学協会

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説明

『山月記』の李徴が虎になった原因を探ることと、彼を倫理的に裁断することとは切り離せない関係に置かれているようだ。その点を改めて検証し、李徴という存在をまるごと受け止めることに主眼をおいてこの作品を論じた。原因は例の三点とは別の所に求めるべきであり、そこから、李徴が自尊心の塊として設定されていることも明らかになる。そうした李徴と向き合う点にこそ、この作品の意義は存するのである。

収録刊行物

  • 日本文学

    日本文学 49 (2), 35-46, 2000

    日本文学協会

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