舞楽における歌唱の終焉について : 「詠」と「囀」の変容(<特集>中世文学における「音」・「声」)

書誌事項

タイトル別名
  • The Lost Songs : The Disappearance of "Ei" or "Ten" in "Bugaku"(<Special Issue>Sounds and Voices in Medieval Literature)
  • 舞楽における歌唱の終焉について--「詠」と「囀」の変容
  • ブガク ニ オケル カショウ ノ シュウエン ニ ツイテ エイ ト テン ノ ヘンヨウ

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説明

中国大陸からもたらされた雅楽において、舞楽中には当初「詠」(「囀」とも)という歌唱部分が存在した。それが近代の舞楽においては形式のみを遺して、すっかり失われてしまったのみならず、その解釈も、主に江戸期に成立した『楽家録』に拠っているばかりに修正が必要なように考えられる。そこで、中世期のそれを文献を通じて考え直してみようと試みたのが本稿である。

収録刊行物

  • 日本文学

    日本文学 53 (7), 11-21, 2004

    日本文学協会

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