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- 鈴木 啓子
- 宇都宮大学
書誌事項
- タイトル別名
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- Another Reading of Gon-gitsune(<Special Issue>The Perspective of Teaching Literature)
- 『ごんぎつね』をどう読むか
- ゴンギツネ オ ドウ ヨム カ
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抄録
田中実は『ごんぎつね』を「他者化されない永遠の夢」と評している。確かに本編は村落共同体の物語という閉じた構造の中で語られ、ごんと兵十は互いが互いの心の鏡として機能する「分身」の関係にある。しかし、分身の織りなす夢が自閉的とは限らない。兵十の母親の死に始まるこのドラマは、身近な愛の対象を喪失した者が、死を受容し、孤独の呪縛から解き放たれて、個を超えた愛のスタイルを模索検証し、共生へと聞かれていく姿を描きだしている。五節と六節の間に横たわる「空白」を読み解き、私自身の感動の根拠を提示したい。
収録刊行物
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- 日本文学
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日本文学 53 (8), 30-40, 2004
日本文学協会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680755365632
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- NII論文ID
- 110009896865
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- NII書誌ID
- AN00197092
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- ISSN
- 24241202
- 03869903
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- NDL書誌ID
- 7059582
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可