-
- 永井 聖剛
- 早稲田大学大学院
書誌事項
- タイトル別名
-
- From Naturalism to Ramanticism : Reading "Shasei-to-shaseibun"
- キョシ ノ シャセイ カラ ショウセツ エ ノ イミ ブンショウ セカイ ノ
この論文をさがす
説明
明治四〇年三月に『文章世界』は「写生と写生文」という特集を組んだ。「写生と写生文とは、今の文壇を動かしつゝある一問題である」と特集の序文は敬意と親近感を表明しているが、その内実は「写生文」と「今の文壇」との間に横たわる断絶を強調するものであった。また同時に、その時期は、高浜虚子が「写生」に限界を感じ、それを「小説」において克服しようとしていたときでもあった。本稿は、同時代の虚子の試行を考慮に入れながら、自然主義の牙城ともいわれた『文章世界』が「写生と写生文」について物語ることの意味を探ろうとするものである。
収録刊行物
-
- 日本文学
-
日本文学 46 (12), 42-53, 1997
日本文学協会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282680755408896
-
- NII論文ID
- 110009911274
- 110000306259
-
- NII書誌ID
- AN00197092
-
- ISSN
- 24241202
- 03869903
-
- NDL書誌ID
- 4351396
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDLサーチ
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可