現代短歌という乗物 : 世界への通路として(<特集>近現代文学における<交通>)

書誌事項

タイトル別名
  • Take the Train Named Tanka : A New World Discovered in Modern Tanka Poetry(<Special Issue>"Communication" in Modern Literature)
  • 現代短歌という乗物--世界への通路として
  • ゲンダイ タンカ ト イウ ノリモノ セカイ エノ ツウロ ト シテ

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抄録

現代短歌は、歌人の魂を「今、ここ」という人間の実存条件から解き放ち、どこへでも、いつへでも連れて行ってくれる万能の乗物である。二〇〇七年から二〇〇八年にかけて出版された三枝昂之『世界をのぞむ家』、川平ひとし『疾中逍遙』、一ノ関忠人『帰路』、小黒世茂『雨たたす村落』、松野志保『Too Young To Die』の五つの歌集を「交通」という観点から分析した。現代短歌が作者と読者を新しい世界空間に導き、そこで再生させることを確認した。

収録刊行物

  • 日本文学

    日本文学 57 (11), 66-75, 2008

    日本文学協会

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