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- 小山 千登世
- 山梨県立桂高等学校
書誌事項
- タイトル別名
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- To Make Students Open Their Hearts to Others : Focusing on the Role of Ensan in Sangetsu-ki(<Special Issue>The 64th JLA Conference (1st Day): Unearthing the Contexts: An Adventurous Attempt of Literary Education)
- 他者に向けて教室を開く--『山月記』袁[サン]を可視化する志向
- タシャ ニ ムケテ キョウシツ オ ヒラク サンゲツキ エン サン オ カシカ スル シコウ
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抄録
生徒にとって他者性の欠如が大きな問題である今、彼らは、李徴にとって声だけで自分の存在を認めてくれた袁[サン]の存在の大きさを読んだ。ここに『山月記』の現代的意味と、この小説の読みを新たに拓く文脈が掘り起こされていく。鋭い自己分析の後も、自嘲に戻ってしまうあの李徴の自意識が、袁[サン]のために自身の姿をさらけ出す所へと変化を遂げていくのである。<(虎に還る)>と語り手が注記する部分の「還る」の文字の使い方、<自分><おれ><自分>の自称の変化から、『山月記』のモチーフとして、不条理な「死」への恐怖を李徴が述べる場面に戻ろうとする指向性も読み取れる。
収録刊行物
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- 日本文学
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日本文学 59 (3), 2-15, 2010
日本文学協会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680756653696
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- NII論文ID
- 110010028144
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- NII書誌ID
- AN00197092
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- ISSN
- 24241202
- 03869903
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- NDL書誌ID
- 10583254
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可