『和漢乗合船』典拠考

書誌事項

タイトル別名
  • A Source Study of <i>Wakan-noriai-bune</i>: Quotations from Quotations in <i>Seizoku-jakushōdō-kokyō-shū</i>
  • 『和漢乗合船』典拠考 : 運敞著『(正続)寂照堂谷響集』との関係から
  • 『 ワカン ノリアイブネ 』 テンキョコウ : ウンショウチョ 『(セイ ゾク)ジャクショウドウダニ キョウシュウ 』 ト ノ カンケイ カラ
  • ――運敞著『(正続)寂照堂谷響集』との関係から――

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抄録

<p>本稿では、多くの漢籍引用書目が記されている『和漢乗合船』が実際直接典拠としたものは、和書『(正続)寂照堂谷響集』であることを先学の指摘を吟味しながらが考察した。そして、簡便な百科事典的文献である本書を利用することにより、漢籍利用を装いながら実在の朝鮮学士を語り手とした浮世草子を創作し、早急な開板を目指すことが可能になったのではないかと推察した。</p>

収録刊行物

  • 日本文学

    日本文学 62 (3), 61-70, 2013

    日本文学協会

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