古代末期漢文表現の〓古と創造(<特集><過去>と<未来>を結ぶ中世)

書誌事項

タイトル別名
  • The Intertextuality of Chinese Writings in Late Ancient Times(<Special Issue>The Medieval Bridge between the Past and the Future)
  • 古代末期漢文表現の[ホウ]古と創造
  • コダイ マッキ カンブン ヒョウゲン ノ ホウ コ ト ソウゾウ

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抄録

院政期の漢文表現に於ける間テキスト性を考察した。個人言語資料の宝庫である大江匡房の願文を中心に据え、匡房の言語世界の形成と特色を典拠論を中心に考察したものである。匡衡の文章を意識していること、類書に依拠しているらしいこと等から始めて、漢籍読書体験が表現にどのように反映しているか、それをどのように追跡できるか。五代・宋の文化の新知識との接触吸収の問題にふれつつ、その表現が誰によって継承されたかという点を論じた。

収録刊行物

  • 日本文学

    日本文学 59 (7), 13-22, 2010

    日本文学協会

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