長慶天皇の文学環境(<特集>中世文学を生み出す環境)

書誌事項

タイトル別名
  • Emperor Chokei's Literary Background(<Special Issue>The Backgrounds of the Production of Medieval Literature)
  • 長慶天皇の文学環境
  • チョウケイテンノウ ノ ブンガク カンキョウ

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説明

南朝文学史を代表する新葉和歌集と源氏物語注釈書の「仙源抄」を手がかりとして、南朝第三代天皇たる長慶天皇がどのような環境の中でその文学的素養を身につけていったかを検討した。その結果、長慶天皇の周辺に存したのは三代集や源氏物語等のごく限られた「古典」だけであり、それらに関して父後村上天皇や二条為忠の教えを受けたと推測されるが、さらに独力で作品を深く読み込んで、独自の境地をも築いていたと考えられる。

収録刊行物

  • 日本文学

    日本文学 58 (7), 13-21, 2009

    日本文学協会

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