経営学の授業における日本語教材の活用

DOI

抄録

導入教育における学生の能力増進は,単に学力をつければよいかという次元では始まらない。優れた教材とそれを用いての動機付けが重要である。しかし,経営学領域においては,『やさしい…』という類書は年々冊数を増やしているが,知識の「美味しさ」を誇るだけで肝心の動機付けはおろそかになっている。本論では,プレースメントテストでクラス分けをした「通常クラス」と「国語重点クラス」において,国語力増強教材とそれと密接にからまる「気づき」(学生自身に気づかせる)手法を導入し,テストでは下位の「国語重点クラス」が総合成績では「通常クラス」と同等の成果を収めた経過を報告する。国語教材を通じて講義を反勿させ,その間の学習を「気づき」でもって自己意識化させることが,学生自身に自らの進歩を確信させるのである。いわば,学生は動機付けを待ち望んでいる存在なのである。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680758597248
  • NII論文ID
    110009626629
  • DOI
    10.18950/jade.1.1_45
  • ISSN
    24238252
    18810470
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ