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- 森 勇太
- 大阪大学大学院:日本学術振興会
書誌事項
- タイトル別名
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- Diachronical Changes in Offering Expressions : Usages of Benefactive Expressions
- モウシデ ヒョウゲン ノ レキシテキ ヘンセン ケンジョウゴ ト ヨエキヒョウゲン ノ ソウゴ カンケイ ノ カンテン カラ
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抄録
本稿では聞き手に利益のある行為を話し手がおこなうことを申し出るときの表現(以下,申し出表現)の考察を通して,「-てあげる」「-てさしあげる」などの恩恵を与えることを示す形式(以下,与益表現)の運用の歴史的変化について調査を行った。現代語で上位者に「-してあげましょうか」と,与益表現を用いて申し出を行うことは丁寧ではない。一方で,与益表現は「-てまいらす」などの表現をはじめとして,中世末期ごろにその形式が現れるが,中世末期から近世にかけては与益表現を用いて上位者に申し出を行う例が一定数あり,その待遇価値は高かったものと考えられる。この歴史的変化の要因としては,(1)恩恵の示し方の歴史的変化(聞き手に対する利益を表明することが抑制されるようになった),(2)利益を表さない謙譲語形式の有無の2点が考えられる。
収録刊行物
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- 日本語の研究
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日本語の研究 7 (2), 17-31, 2011
日本語学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680763120000
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- NII論文ID
- 110008749832
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- NII書誌ID
- AA11998386
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- ISSN
- 21895732
- 13495119
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- NDL書誌ID
- 11058860
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可