スケール構造を用いた程度修飾・数量修飾の分析

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タイトル別名
  • Analysis of Degree Modifier and Quantity Modifier by Scale-structure
  • スケール構造を用いた程度修飾・数量修飾の分析 : 「ほど」「分」を対象として
  • スケール コウゾウ オ モチイタ テイド シュウショク ・ スウリョウ シュウショク ノ ブンセキ : 「 ホド 」 「 フン 」 オ タイショウ ト シテ
  • ——「ほど」「分」を対象として——

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抄録

<p>本稿は, 複文の連用節における程度修飾・数量修飾の内実および二者の関係を, ホド節・ブン節を対象としてスケール構造を用いて明らかにするものである。スケール構造を用いることで, 程度修飾・数量修飾の連続性および各自の特性を説明することができる。さらに, 単文と対照して考察することで連用節における程度修飾と数量修飾の重なりが見えてくる。具体的には, 「ほど」は程度修飾を本来の機能とするものであり, 「分」は数量修飾を本来の機能とするものであることがわかった。この違いは, 程度・数量の意味を持つ従属接続形式を体系づけるための手がかりとして活用することが期待できる。</p>

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