四字漢語の語構成パターンの変遷(<特集>近代語研究の今とこれから)

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タイトル別名
  • Diachronic Change in Sino-Japanese Word Formation : Focus on Four-Character Words(<Special Issue>Current Topics and Prospects in the Study of Modern Japanese)
  • 四字漢語の語構成パターンの変遷
  • ヨンジ カンゴ ノ ゴ コウセイ パターン ノ ヘンセン

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抄録

現代日本語では,漢語の造語力が低下し,外来語の増加に及ばないなどとよく指摘される。しかし,これは,二字漢語に限って言えることであり,既成漢語の複合によって造られる三字漢語と四字漢語は,むしろいまでもその造語力が生かされているように思われる。三字漢語と四字漢語は日常的によく使われているものの,その中の一部しか辞典類に登録されないためもあって,二字漢語に比べ,研究者の間で注目されることが少ない。このような現状に鑑み,小論では,四字漢語の語構成パターンに焦点を当て,蘭学期・明治期・現代という3期の資料を通して,通時的にどのような変化が見られるかを探ってみた。

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