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- 松森 晶子
- 日本女子大学
書誌事項
- タイトル別名
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- A Diachronic Analysis of Compound Accentuation in Two-pattern Accentual Systems in Kyushu: Why and how did Neutralization Happen?
- 九州二型体系の複合語アクセント型はなぜ中和するのか : 通時的視点から探る
- キュウシュウ ニガタ タイケイ ノ フクゴウゴ アクセントガタ ワ ナゼ チュウワ スル ノ カ : ツウジテキ シテン カラ サグル
- ──通時的視点から探る──
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抄録
<p>九州西南部二型体系には「一般複合法則」,あるいは「式保存の法則」と呼ばれる複合語のアクセント規則がある。これは複合語の型(式)が,その前部要素の型(式)を踏襲することによって決まる,という規則である。しかし近年,長崎県や佐賀県,および熊本県の天草諸島などの二型アクセント体系には,この複合語の規則に例外が生じ,特定の条件のもとでその体系内の2つの型が中和することが明らかになってきた。本稿では,この地域に観察される複合語の型の中和がなぜ,そしてどのようなプロセスを経て成立したのか,という点についての通時的考察を行う。さらにその考察を手がかりにしながら,九州西南部二型アクセントの祖体系を推定して提示する。</p>
収録刊行物
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- 日本語の研究
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日本語の研究 13 (4), 51-67, 2017
日本語学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680764490752
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- NII論文ID
- 130006603126
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- NII書誌ID
- AA11998386
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- ISSN
- 21895732
- 13495119
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- NDL書誌ID
- 028561841
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可