-
- 駒走 昭二
- 神奈川大学
書誌事項
- タイトル別名
-
- <i>Kasu</i>-type Verbs in Materials Attributed to the Japanese Castaway Gonza
- ゴンザ シリョウ ニ オケル カスガタ ドウシ
この論文をさがす
抄録
<p>18世紀の薩隅方言が記されているゴンザ資料には、多数のカス型動詞の使用例が見られる。本稿では、それらの形態的特徴、表現価値を、派生元になったと考えられる動詞との関係性、対応するロシア語の意味、資料中における語形の齟齬等に着目することによって考察した。その結果、形態的には、ラ行の動詞に接続し「-ラカス」という形をとるものが最多であること、音節数が4音節のものが最多であることなどが明らかとなった。また、表現価値としては、基本的に他動性を有すること、他動詞よりも完全さや過度さを表示すること、また、動作主をより強く表出することなどが明らかとなった。</p>
収録刊行物
-
- 日本語の研究
-
日本語の研究 13 (4), 35-50, 2017
日本語学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282680764491648
-
- NII論文ID
- 130006603127
-
- NII書誌ID
- AA11998386
-
- ISSN
- 21895732
- 13495119
-
- NDL書誌ID
- 028561771
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可