-
- 下司 晶
- 上越教育大学
書誌事項
- タイトル別名
-
- J. Bowlby's Attachment Theory Revisited : Psychoanalysis and Natural Science
- J ボウルビィ ニ オケル アイチャク リロン ノ タンジョウ シゼン カガク ト セイシン ブンセキ
この論文をさがす
説明
しばしば評価の分かれるJ・ボウルビィの説に、私たちはいかに接したらよいのだろうか。支持と批判の二者択一に代わる第三の選択として、本論では、彼の理論の成立過程と、その思想史的基盤の解明を試みる。その際に特に着目するのが、精神分析から自然科学(行動生物学)へと至る彼の理論枠組みの変遷である。各章では、それぞれ以下の内容を検討する。(一)精神分析家として訓練を受けたボウルビィが、病因として外的<現実>を重視するようになる過程。(二)母性剥奪論の登場と受容を準備した思想史的背景。(三)母性剥奪論から愛着理論への道程においてボウルビィが精神分析を離れ、自然科学(行動生物学)への依拠を強めていく様相。(四)ボウルビィ理論および彼が構想した「自然科学としての精神分析」というヴィジョンの妥当性と、フロイトからの距離。
収録刊行物
-
- 近代教育フォーラム
-
近代教育フォーラム 15 (0), 203-219, 2006
教育思想史学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282680765379712
-
- NII論文ID
- 110009926886
-
- NII書誌ID
- AN10576381
-
- ISSN
- 24238570
- 09196560
-
- NDL書誌ID
- 8674018
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可