地震波トモグラフィーからわかるProcellarum KREEP Terraneの深部構造(特集「月科学の最先端と今後の展望:月はどこまでわかったか?その2」)
書誌事項
- タイトル別名
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- Depth extent of Procellarum KREEP Terrane inferred from lunar seismic tomography (Special issue: Current understanding and future perspectives of lunar science, part 2)
- 地震波トモグラフィーからわかるProcellarum KREEP Terraneの深部構造
- ジシンハ トモグラフィー カラ ワカル Procellarum KREEP Terrane ノ シンブ コウゾウ
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抄録
月のProcellarum KREEP Terrane(略してPKT)は,月表側の特異な地域である.PKTは月面の約15%にすぎないが,トリウムなどの放射性熱源元素の大部分がこの地域に濃集する.我々は,月表側のトリウム分布と地震波トモグラフィーに相関があることを発見した.トリウム濃度が高い地域はS波速度が遅く,その低速度異常は深さ250kmから400kmに及ぶ.この事実は,S波速度低下を生じている温度(あるいは組成)異常がPKT地域の深さ250-400kmのマントルにまで及ぶことを示している.この結果は,表層で観測されたトリウム濃集がマントル深部にまで及ぶ可能性があることを示唆するとともに,現在の熱的状態やマントルダイナミクスを理解する上で重要な制約となる.
収録刊行物
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- 日本惑星科学会誌遊星人
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日本惑星科学会誌遊星人 20 (1), 11-19, 2011
日本惑星科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680766027776
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- NII論文ID
- 110008574035
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- NII書誌ID
- AN10446455
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- ISSN
- 2423897X
- 0918273X
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- NDL書誌ID
- 11055098
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可