New views of the Moon as revealed by Spectral Profiler onboard Kaguya (Special issue: Lunar volcanism and thermal evolution)
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- Nakamura R.
- 産業技術総合研究所
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- Yamamoto S.
- 国立環境研究所
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- Matsunaga T.
- 国立環境研究所
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- Ogawa Y.
- 会津大学
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- Yokota Y.
- 国立環境研究所
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- Ishihara Y.
- 産業技術総合研究所
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- Hiroi T.
- ブラウン大学
Bibliographic Information
- Other Title
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- 月探査衛星「かぐや」の分光観測に基づく月のマントル・地殻進化の新たな描像(特集「月の火成活動からみた熱進化」)
- 月探査衛星「かぐや」の分光観測に基づく月のマントル・地殻進化の新たな描像
- ツキ タンサ エイセイ 「 カグ ヤ 」 ノ ブンコウ カンソク ニ モトズク ツキ ノ マントル ・ チカク シンカ ノ アラタ ナ ビョウゾウ
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Abstract
我々は月探査機「かぐや」に搭載されたスペクトルプロファイラ(SP)データの全量解析を行い,月表面に露出しているカンラン石・低カルシウム輝石に富む岩相の全球分布を調べた.その結果,(1)カンラン石はモスクワの海・危難の海といった地殻が薄く比較的小さい衝突盆地周辺に(2)低カルシウム輝石は月の三大衝突盆地,すなわち南極=エイトケン盆地・雨の海・プロセラルム盆地の周囲に,それぞれ局在することが明らかとなった.表層の斜長岩地殻が完全に吹き飛ばされた衝突盆地の内部では,その下にあるマントルが大規模に溶融して「マグマの海」が形成される.原始地球への巨大衝突によって形成された月は,当初数百km以上の厚さのマグマオーシャン(マグマの大洋)によって覆われていた.「マグマの海」は,このマグマオーシャンのミニチュアであり,SPが捉えたカンラン石・低カルシウム輝石の分布は,その分別結晶化過程を反映していると考えられる.今後「かぐや」分光データの詳細な解析をすすめ,「マグマの海」の組成およびその分化過程を読み解いていけば,同じ手法を用いてマグマオーシャンの分化過程や月の内部構造・バルク組成にも強い制約を加えることができるだろう.同様に月の「マグマの海」の研究は,ほぼ同規模の小惑星ベスタ上のマグマオーシャンや,月よりもさらに規模の大きい地球のマグマオーシャンの分化過程についても,新たな知見をもたらすことが期待される.
Journal
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- Planetary People - The Japanese Society for Planetary Sciences
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Planetary People - The Japanese Society for Planetary Sciences 23 (1), 15-24, 2014
The Japanese Society for Planetary Sciences
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680766701824
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- NII Article ID
- 110009809686
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- NII Book ID
- AN10446455
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- ISSN
- 2423897X
- 0918273X
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- NDL BIB ID
- 025376902
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- Text Lang
- ja
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- Data Source
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
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- Abstract License Flag
- Disallowed