系外惑星「遠い世界の物語」その2 〜灼熱天王星GJ3470bの大気を初めて観測〜

書誌事項

タイトル別名
  • Tales of distant exoplanet worlds (2) —First observation of the atmosphere of the hot Uranus GJ3470b—
  • ケイ ガイ ワクセイ 「 トオイ セカイ ノ モノガタリ 」(ソノ 2)シャクネツ テンオウセイ GJ3470b ノ タイキ オ ハジメテ カンソク

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説明

トランジット系外惑星を多波長で観測し,減光率の波長依存性を調べる事で惑星の大気成分を調べる事が出来る.透過光分光法と呼ばれるこの方法は,近年地球質量の数〜20倍程度の低質量の惑星にも適用されるようになってきた.これまでにGJ1214bとGJ436bという2つの低質量惑星について詳細な観測が行われており,どちらも厚い雲で覆われている可能性が高いという結果が得られている.一方,2012年に新たに発見された低質量トランジット惑星GJ3470bは,低質量惑星大気の比較研究を行う上で重要なサンプルとして注目されている.筆者らは岡山天体物理観測所の2台の望遠鏡を用いていち早くこの惑星の多波長トランジット観測を行い,この惑星が晴れた大気をもっている可能性を示唆する結果を得た.

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