宇宙科学・探査ロードマップと惑星科学

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タイトル別名
  • Roadmap of space science & exploration and its planetary part
  • ウチュウ カガク ・ タンサ ロードマップ ト ワクセイ カガク

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抄録

本稿では,2013年9月に宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所(ISAS)から宇宙政策委員会宇宙科学・探査部会に報告され,同部会で了承され親委員会に報告された「宇宙科学・探査ロードマップ」(以下,RM2013と略称する)について解説し,特にその中での惑星科学・探査に関わる部分について,その後の動きを含めて紹介したい.著者は,ISASの宇宙理学委員会・工学委員会の下に設けられたタスクフォース(TF)の一員として,その作成に関与した.このTFは同年6月12日開催の第39回理学委員会および7月5日の第37回工学委員会において設置が承認され,9月4日の第38回工学委員会および9月9日の第40回理学委員会に答申を報告したということで,実質,夏休みの1ヶ月ちょっとという短期間での検討となった.そのため,ボトムアップによる合意形成ではなく,TFメンバーの見識とISAS執行部の意向が強く反映されるものとなっている.以下では,RM2013の記述に従ってその内容について整理し,その背景および惑星科学・探査に関わるその後について簡単に補足したい.

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