さらなる<翻訳>にむけて : ユダヤ哲学における<翻訳>への問い(コメント論文,フォーラム1 マルティン・ブーバーにおける言語・時間・力-<隔たりと分有>の哲学とは何か-)

書誌事項

タイトル別名
  • Toward a More Profound "Translation" : The Question of "Translation" in Jewish Philosophy
  • さらなる〈翻訳〉にむけて--ユダヤ哲学における〈翻訳〉への問い
  • サ ラ ナル ホンヤク ニ ムケテ ユダヤ テツガク ニ オケル ホンヤク エ ノ トイ

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抄録

ブーバーの<翻訳>的な思考をその<対話>哲学の本態として示す報告論文は、それ自身<翻訳>的な実践たらんとする複雑な仕掛けを有している。では、いったい、ここで賭けられている<翻訳>という営為はどのようなものとして理解したらよいのだろうか。以下の小論では、まずはこの問いを皮切りに、<ユダヤ哲学>における<翻訳>の位置価を測定するだろう。次いで、<翻訳>的な思考の生起が他なる理性との<対話>にその現場をもつことに着目しつつ、<翻訳>が<教え>をめぐる問いへと結実するさまを見届け、最後には、いくつかの論点に即して、報告論文に対するさらなる<翻訳>のありうるひとつのかたちを、ささやかながらに試みる。

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