系外惑星「遠い世界の物語」その7 〜原始惑星系円盤観測から探る系外惑星〜

  • 金川 和弘
    北海道大学低温科学研究所:(現)シュチェチン大学

書誌事項

タイトル別名
  • Tales of distant exoplanet worlds (7) —Extrasolar planets in protoplanetary disks—
  • ケイ ガイ ワクセイ 「 トオイ セカイ ノ モノガタリ 」(ソノ 7)ゲンシ ワクセイケイ エンバン カンソク カラ サグル ケイ ガイ ワクセイ

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説明

近年のアタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計(ALMA望遠鏡)やハワイ・マウナケアの大型光学赤外望遠鏡(すばる望遠鏡)など大型望遠鏡を用いた原始惑星系円盤観測の進歩により惑星形成領域にギャップ構造をもつ円盤が多数発見されている.このような円盤ギャップ構造の形成を説明する有力なメカニズムとして,惑星と円盤との重力相互作用が挙げられる.本稿では,観測されたギャップが惑星によって形成されたとすると,その構造からギャップを形成した惑星にどのような制限をつけることができるのかについて紹介する.また,ALMAの長基線観測キャンペーンで得られたデータを元にHL Tau円盤のギャップの構造から惑星質量を見積もった結果も併せて紹介したい.

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