コーチング哲学をめぐる研究手法についての序説

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抄録

<p> バスケットボールにおいて(さらにあらゆるスポーツ競技において)多くのコーチたちが指導を行う際に何らかの考え方や信念や原理に基づいているということは否定できない事実であろう。例えば、「いついかなるときでも柔軟であるようにする」、「練習で手を抜く選手はたとえ能力が優れていても試合には出場させない」、「選手とは常に一定の距離感を保つ」といった考え方や信念や原理がある。それは一言でまとめれば、「コーチング哲学」ということができるだろう。このコーチング哲学についてはこれまで我が国ではあまり研究の対象とされてくることがなかったように思われる。その要因としては一つに、研究手法が充分に確立されていないことが考えられる。そこで、本発表では、一人のコーチの著作を文献学的な手法によって解読することで、そのコーチの持っている「コーチング哲学」を析出する方法、そしてそれを他のコーチの「コーチング哲学」と比較する方法の一端を提示することにしたい。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680780793088
  • NII論文ID
    130005245690
  • DOI
    10.20693/jspehss.67.39_3
  • ISSN
    24241946
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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