14介−26−口−11 傾斜クッションによる姿勢への影響および運動時の効果について

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抄録

<p> 本研究の目的は、椅子との接地面に傾斜がついているクッション(以下、“傾斜クッション”)の姿勢への影響と運動時の効果について検証することである。“傾斜クッション”に座った際の姿勢の変化については、ポスチャミラーを使って通常の椅子に座った場合および運動前後で比較した。また、運動時の効果については、数種類の運動を行った際の筋電図および呼気ガスの結果を分析した。被験者の概要は、それぞれ7名である。ポスチャミラーについての主な結果は、運動が姿勢に関する筋肉を効率的に働かせ、活性化することができるため、理想的な姿勢に近づく傾向が見られた。呼気ガスについての主な結果は、傾斜クッションに座っての足踏みなどの下肢を動かす運動では、3メッツ程度の運動強度が得られることがわかった。筋電図についての主な結果は、横揺れ運動、縦揺れ運動、円運動で腹直筋の働きが、椅子に座った安静時に比べ約1.9倍から2.5倍であることがわかった。今後の課題として、介護予防事業や介護施設などを利用する高齢者に使用してもらい、その効果を検証するとともに、健康づくりや介護予防に役立つプログラムを開発していきたいと考えている。</p>

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  • CRID
    1390282680780863488
  • NII論文ID
    130005245634
  • DOI
    10.20693/jspehss.67.351_2
  • ISSN
    24241946
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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