04生−26−口−29 走動作の変化がエネルギー代謝に与える影響
説明
<p> 人の自由走行時のステップ長とケイデンスは代謝が最小になるものであると考えられている(Cavanagh et al. 1992)。それらの研究は長距離選手が対象である。長距離選手においては、効率的な動作を獲得した結果、代謝が少ない可能性があり、一般人でも同様かは不明である。そこで、走動作の変化が代謝に及ぼす影響を、ケイデンスを変化させた際の長距離選手と一般人の代謝を比較することで検討した。対象は長距離選手男性10名と、数分間継続して走行できる体力を有する一般男性10名である。測定は1日目にトレッドミルを用いて運動負荷試験を行い、60% HRreserveになる運動強度を決定した。2日目の測定ではトレッドミルの自由走行に加え、自由走行時のケイデンスから± 10%増減させたケイデンスをメトロノームで指示して走行させた。解析の結果、一般人では自由走行時に最も少ない代謝を示した。長距離選手ではケイデンス減少試行において代謝がより高くなる傾向が見られた。以上の事から一般人においても自分が身に付けている走動作では、自由なケイデンスが最も代謝が低くなると考えられる。</p>
収録刊行物
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- 日本体育学会大会予稿集
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日本体育学会大会予稿集 67 (0), 157_2-157_2, 2016
一般社団法人 日本体育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680781856640
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- NII論文ID
- 130005245094
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- ISSN
- 24241946
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可