08測−24−ポ−24 体育・スポーツ科学で生まれた数理モデルや解析法(4)

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タイトル別名
  • ファジィ多変量解析

抄録

<p> 科学の各分野では、研究対象となる現象に合った数理モデルや解析法が提案され、独自の発展を遂げて来た。その過程で計量経済学や計量心理学等のように一つの学問領域として独立し、学会が設立されるまでに至った。体育・スポーツ科学においては日本体育測定評価学会が、そして日本体育学会においては測定評価専門領域がこれに相当する。Zadeh(1965)から始まったファジィ理論は、研究および実用化の点で日本が世界を牽引している分野の一つであり、既にほとんどの電子機器がファジィ理論を応用しているのが現状である。体育・スポーツ科学では体力評価等での応用が提案されてきたが、他分野と比較すると活用が遅れている。稲垣は動作の意識やイメージの研究の経験から、ファジィ重判別分析・ファジィ数量化理論Ⅱ類(1997)、ファジィ主成分分析・ファジィ数量化理論3類(2000)、ファジィ時系列分析(2002)等のファジィ多変量解析を開発した。これらは、クリスプ集合であるカテゴリーをファジィ集合に一般化したものである。本研究では、オリジナルの方法との差異を明らかにし、体育・スポーツ科学における応用可能性について考察した。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680782246272
  • NII論文ID
    130005245219
  • DOI
    10.20693/jspehss.67.231_3
  • ISSN
    24241946
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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