09方−26−口−18 背面メディシンボール投げと背泳ぎスタートの動作特性
説明
<p> 背泳ぎのスタート時に足部の安定性を高めることを目的に2014年からbackstroke start deviceが導入されたが、スタート動作特性およびパフォーマンスに関する十分な知見は得られていない。これまでに我々は先行研究において、スタートパフォーマンス向上のためには、技術的な背景を踏まえた体力トレーニングの必要性を示唆した。そこで本研究では、背泳ぎスタート動作と運動学的特性が類似すると考えられる背面メディシンボール投げを用いて、背面メディシンボール投げ動作と背泳ぎのスタート動作においてそれぞれの動作特性の関連性を明らかにすることを目的とした。被験者にはレースと同様のスタート方法を用いて15m全力泳を、背面メディシンボール投げは背後に向かって全力で投球するよう求め、これらの動作は対象者の側方からビデオ撮影し、分析を行った。その結果、背面メディシンボール投げの飛距離と背泳ぎのスタートパフォーマンスに有意な相関関係が認められ、両動作ともに、股関節の方が膝関節よりもより早いタイミングで伸展している傾向が見られ、両者に類似した動作特性が示された。</p>
収録刊行物
-
- 日本体育学会大会予稿集
-
日本体育学会大会予稿集 67 (0), 247_3-247_3, 2016
一般社団法人 日本体育学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282680782354048
-
- NII論文ID
- 130005245367
-
- ISSN
- 24241946
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可