09方−26−ポ−41 サッカーゴールキーパーのセービングに関する調査

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タイトル別名
  • 踏切脚に着目して

抄録

<p> サッカーのゴールキーパー(以下GK)はゴールを守る役割があり、そのためにシュートを打たさない・シュートを止める技術が必要になる。しかしながら、シュートストップの技術の1つである、セービングに関する研究報告は少ない。そこで、本研究の目的は、GKにおける利き脚側・非利き脚側のセービングの踏切に関する調査を行ない、セービング技術向上に対する一助とすることとした。対象は、K大学男子サッカー部GK16名(20.0 ± 1.0歳、GK歴9.0 ± 2.5年)とした。撮影は、練習中における上側・下側のシュートに対するセービング動作をハイスピードカメラ(300fps)にて行った。その映像をもとに、被験者の利き脚側・非利き脚側へのセービングにおける踏切方法を調査した。その結果、利き脚側において、ボール反対脚→ボール側脚の順で踏切ができていた被験者は、上側(87.5%)で、下側(43.8%)であり、有意な差が認められた(P<0.05)。この結果から、利き脚下側へのセービングにおいて、踏切がスムーズにできないGKが増加し、守備範囲が狭くなると推察された。本研究のようなハイスピードカメラの撮影によって、今後のトレーニング内容を決定していく要素となりえると考察した。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680782576768
  • NII論文ID
    130005245396
  • DOI
    10.20693/jspehss.67.270_2
  • ISSN
    24241946
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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