11教−25−口−36 小学校4年生における対人協働能力向上のための運動プログラムの効果の検証

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<p> 本研究では、体育授業における「対人協働能力」向上の可能性について検討した。対象単元は、I県H小学校第4学年の児童115名(男子55名、女子60名)を対象に2015年10-11月に6時間で実施された。2時間目と6時間目に対人協働能力の測定課題である「きょうりゅうのたまご運び」を実施した。単元1時間目はこれらの実施方法について理解させた。3-5時間目の3時間で「対人協働能力」の向上を意図した運動プログラムを提供した。プログラムは毎時間変更された。また、3-5時間目は、協同学習モデルを踏まえ、チームを固定し、課題確認、記録の測定、記録向上に向けた話し合いと練習、記録の測定、評価で展開された。2時間目と6時間目のタイムの変化は、対応のあるt検定を用いて検討した。その結果、「きょうりゅうのたまご運び」では課題を終えるまでのタイムについて有意な向上が認められた(「ソロ課題」(t(100)=8.357、p<.05)、「ペア課題1」(t(100)=6.348、p<.05)および「ペア課題2」(t(100)=5.559、p<.05))。以上より、6時間単元での「対人協働能力」の向上の可能性が示唆された。</p>

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Details 詳細情報について

  • CRID
    1390282680782882304
  • NII Article ID
    130005245498
  • DOI
    10.20693/jspehss.67.303_3
  • ISSN
    24241946
  • Text Lang
    ja
  • Data Source
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • Abstract License Flag
    Disallowed

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