11教−10−口−63 ティーチングフェローによる大学教養体育授業の教師行動分析

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説明

<p> 筑波大学では、ティーチングアシスタント(TA)経験と所定のFD研修を経てティーチングフェロー(TF)に認定された大学院生は、プレFDとして実際の大学授業を一部担当できる。このシステムを活用し、大学院生が自らの教師行動を観察・分析することで、授業観察力・分析力の獲得を目指している。本研究では、TFによる大学教養体育授業の教師行動を大学院生が自己分析し、組織的観察法による分析結果と受講生の授業評価との関係性から、教授行動の変容と学修成果の変化を検討することを目的とした。大学院生1名(26歳男性、教職歴なし、専門種目野球、保健体育教員免許あり)が筑波大学共通科目「基礎体育(卓球)」の10回の授業のうち、各学期1回を担当(1回目:平成28年11月、2回目:平成29年5月)し、教授行動と授業の展開過程を、撮影した映像データをもとに組織的観察法の期間記録法と教師と学生の相互作用行動(高橋,2003)を分析した。具体的には、前者の期間記録(マネジメント、学習指導、認知学習、運動学習)および相互作用行動(発問、肯定・矯正・否定的フィードバック、励まし)と後者の主観的恩恵認知度との関係性を検討した。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390282680789308288
  • NII論文ID
    130006352209
  • DOI
    10.20693/jspehss.68.274_3
  • ISSN
    24241946
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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