10保−10−ポ−04(64) 大学生のスマートフォン使用依存度と自覚的な疲労度の関係性について

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抄録

<p>【目的】近年、若年者を中心にスマートフォンの普及が進んでいる。それに伴い生活習慣も変化し、心身の状態に影響を与えている可能性が指摘されている。今回、スマートフォンと自覚的な疲労度の関係性を調べるため、大学生を対象とし調査を行った。【方法】千葉県内の大学生195名を対象にアンケート調査を行った。その内、誤記入等を除いた185名について解析を行った。調査項目はスマートフォンの使用に関する質問21問、自覚的疲労に関する質問24問であった。【結果】スマートフォンの依存度が高い者(高値群)と低い者(低値群)の2群に分けた。高値群は低値群と比べ、総合的な自覚的疲労度が有意に高いことが確認された。また男女別に分けたところ、自覚的疲労度の下位尺度において、有意差が出る項目が異なる様子が伺えた。【考察】これらの結果はスマートフォンの依存度が高い者は日常生活において疲労をより自覚している可能性を示唆している。また男女間で異なる結果が出たことは、スマートフォンに依存することの影響が男女で異なることが推測される。今後、追加調査を行い、サンプルを増やすことでより詳細に検討が出来ると考えられる。</p>

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  • CRID
    1390282680789360896
  • NII論文ID
    130006352079
  • DOI
    10.20693/jspehss.68.251_3
  • ISSN
    24241946
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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