ブローライフルの競技と健康への期待される効果
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- 祝原 豊
- 静岡大学
抄録
<p> ブローライフルは、ターゲットを狙うだけに留まらず、ブローの方法やターゲット(素材・形状など)の工夫により様々な楽しみ方を創造できます。対象の体力に応じたアレンジにより、年齢、性別や習熟度に関係なく共にレクリエーションとしてのゲーム展開も可能な、汎用性が高く安全なスポーツといえます。</p><p> 国際ブローライフル協会は、様々な楽しみ方を紹介する一方で3種目の公式競技を設定しています。そのひとつ「ターゲット」は6~18Mの距離からブローしますが、実施時の%HRmaxは61.6±9.4%となり、健康への効果が期待される強度に迫るレベルでした。さらに、実施前後の心拍変動RRIから周波数領域解析を行った結果、副交感神経が優位に働く可能性も確認されています。他の種目に「ディスタンス(ブローボールの飛距離を競う)」と「ブローバイアスロン(ブローとウォーキングを交互に繰り返しゴールタイムを競う)」がありますが、いずれも努力性最大呼気を行うことから、呼吸器と呼吸に関わる筋群への刺激の誘発が期待されます。</p><p> 本セミナーでは、ブローライフルの楽しみ方と競技にふれながら、実践時の生理データを切り口に安全性と期待される効果について紹介します。</p><p></p>
収録刊行物
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- 日本体育学会大会予稿集
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日本体育学会大会予稿集 68 (0), 24_2-24_2, 2017
一般社団法人 日本体育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282680789401856
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- NII論文ID
- 130006352123
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- ISSN
- 24241946
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可