06経−09−口−10 大学野球部における組織機能の実体化に関する研究
抄録
<p> 競技スポーツ集団を対象としたスポーツマネジメント研究では、組織論の視点を用いたアプローチが強く求められている。組織論においては、リーダーシップ行動やモラール、マチュリティなどに焦点を当てた研究が取り上げられるが、近年では、一般的な多くの組織に共通したP.F.ドラッカーなどの組織機能を基軸とした組織マネジメントの検討も報告されている。一方で、これらの組織機能は理念(コンセプチュアル)モデルとしてその検証が取り組まれているが、具体的な組織への整合性や実体的(アクチュアル)なレベルへの適用においてはその課題も少なくない状況である。筆者らはこれまでに大学男子運動部を対象とし、運動部におけるより実体的(アクチュアル)な組織機能の検討を試みてきた。本研究は、そのような組織機能がさらに対象となる運動部において、部員の特性(学年、チーム内の役割、モラール等)との関係でどのように機能しているのか、さらに同一の集団であっても部員の特性に応じてどのような組織機能が求められるのかを検討することを目的とした。その結果、競技スポーツ集団における、今後の具体的な組織機能研究の可能性が示唆された。</p>
収録刊行物
-
- 日本体育学会大会予稿集
-
日本体育学会大会予稿集 68 (0), 163_1-163_1, 2017
一般社団法人 日本体育学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282680790424576
-
- NII論文ID
- 130006351876
-
- ISSN
- 24241946
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可